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植物と一緒に素敵な暮らしを楽しもう!
2016-05-29

ウスネオイデスの育て方。

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ウスネオイデスの控えめで小さな花。

もちろんバラやランのような派手な花もいいけれど

ちょっと控えめで可憐な花もまたいいですよね。

 

このウスネオイデス(Tillandsia usuneoides)

最近では巷のおしゃれインテリア雑誌などでも

必ずと言っていいほど登場する植物なんですが

実は枯らしてしまうお客様も多い品種です。

 

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そのため雑貨屋さんなどでフェイクグリーン(造花)として

形を似せたものが売られているのもよく見かけますが

最初の写真のように花も咲く楽しみもあるので

エアープランツ屋としてはぜひ本物をうまく育ててみてもらいたい

と常日頃思っているわけです。

 

この品種の失敗の原因としては

「乾燥」と「蒸れ」が多いような気がします。

モシャモシャとして葉が細く繊細なため

強い直射日光などに当てるとチリチリとしてしまいます。

それと水分を細い体に溜め込むことも出来ないため

ある程度の湿度と多めの水やりを好みます。

 

そしてよく忘れがちな「風」。

ワイヤーで束ねて売られていることが多いのですが

どうしても根元(では無いんですが。。。)を束ねているため風通しが悪く

水やりの後の蒸れのせいで次第に茶色くなってしまうことがあります。

 

この植物の面白い点は頭やお尻といった区別がないこと。

お家に帰ったらワイヤーをほどいて、風通しがよくなるように

ほぐして作り直してあげるとその後の調子がいいですよ。

風通ればいいので、たとえばこんな感じ。。。

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もし茶色く変色している部分(水に濡れても茶色のままの部分)があれば

切ってしまってよいので束ね直して

外に吊るして雨に当ててあげるのもオススメです。

意外と寒さにも強いので強い日差しにだけ気をつければ

屋外の管理の方が栽培には向いていると思います。

 

 

いま育てていてどうしても上手くいかない!って方は

このように日当り、湿度、風通しを意識して

置き場所を考えて変えてみるとうまく生長してくれると思います。

 

産地によってカール、グリーン、ファイン、グレイなど

葉の色や太さの違いもあるので

色々と集めて育ててみるのも楽しいですよ。

 

ウスネオイデス(Tillandsia usuneoides)

 


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