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植物と一緒に素敵な暮らしを楽しもう!
2019-11-26

メキシコへ。〜その7

標高7,000フィート(2,000メートル以上)を超えるエリアへ。

朝晩は肌寒く、寒暖差による霧が広がっている森林地帯です。

日本ではあまり見ることは無いティランジアが多数ありました。

 

大型で美しい品種が沢山ありますが

おそらく高温多湿の日本での栽培は難しいと思われます。

日本の夏の気温40度なんて、この標高で生きてる植物には過酷ですよね。

T.carlos-hankii

40-50cm程度の比較的大きな品種ですが

種のみで増えるとのことで貴重です。狭い範囲に群生しています。

 

T.kalmbacheri

僕も本物は初めて見ました。

ドイツ人が発見した緑色の花序が特徴的な品種。

日本でも人気の交配種T.’Samantha’の親と言えば

分かる方もいるかもしれません。

サマンサが日本の夏の暑さで傷んでしまう原因も

これで腑に落ちました。80cm程度ある大きな品種です。

 

T.oaxacana

みんなで松林を捜索すること小一時間。

ようやく撮影できた一枚。確認できたのは数株のみでした。

20−30cm程度に成長し、紫色の花が下垂するとのこと。

通常市場流通しているオアハカーナとは違います。

 

この辺りの少数民族が暮らす村には

これといった産業がなく生息林の乱伐が進んでいるとのこと。

実際大量に材木を積んで走るトレーラーと何台もすれ違いました。

 

世界中どこの途上国でも行われていることですが

絶滅の危機にあるティランジアも多数あることを実感。

 

珍しい植物を求める欲望と絶滅や乱獲から守る必要性

僕自身もプロとして植物を扱う人間の一人として

その矛盾やエゴについて真剣に考えて置く必要があります。

 

今回の旅でもストリートチルドレンにも多数遭遇したし、

一方で旅の途中で裕福な白人達にも沢山会って

自分の中でも答えの出ないモヤモヤ感と宿題をもらってきました。

でもこの矛盾感を忘れてはいけないとはずっと思っています。

 


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