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植物と一緒に素敵な暮らしを楽しもう!
2017-07-01

暑い季節の管理。

 

エアープランツの栽培にとって最大の山場は「真夏」と「真冬」の管理と言えます。

逆に言えばこの時期をうまく乗り切る事が出来れば失敗の可能性はかなり少なくなると言えると思います。

 

最近の日本は気候変動の影響なのか、全国的に気温の高いシーズンが長期化する傾向にあります。

僕らの住む日本には四季があり、その季節によって気温の変化も大きいのでシーズンに合わせてメリハリをつけてあげるのが育て方のコツになってきます。

 

今回はこの夏場を上手にクリアして行く方法についてまとめてみたいと思います。

 

暑い時期、いちばん多い失敗のケースとして「株腐れ」が挙げられます。

エアープランツは株が濡れた状態で高温、無風の状況にあると株が蒸し上がってしまい、株腐れへと繋がって行きます。

 

こんな感じ。。。

「あー!やっちまった。。。」

株の中心がすっぽ抜けてバラバラになってしまう「株腐れ」。

誰もが必ずといっていいほど経験する

エアープランツの失敗あるあるですよね。

 

梅雨の時期など湿度が高い状況が続くときには、水やりの頻度を減らすなど、天候や気温の状況によって育て方を工夫してあげると植物も喜びます。

 

夏場、朝に水に濡らすと昼間の暑さでお湯となって株が煮えてしまうので、夕方以降水やりを行いベランダや軒先などで一晩、風にそよがしてあげると株の奥まで自然と乾きます。

屋内の場合は扇風機やシーリングファンなど風がよく動く場所へ置いてあげると機嫌が良いですよ。

 

以下、秘伝の教えっぼく(?)まとめです。

 

*エアープランツ:暑い季節の管理の心得*

 

ひとつ、強い日差しを避けられる風通しの良い場所(環境)が重要、出来ればベランダや軒先など直射日光を避けて屋外へ出してあげるべし。

 

ふたつ、部屋の中で育てている場合、特に水やり後はベランダなどで一晩風に当ててあげるべし。株が乾いてさえいれば、ある程度の暑さには耐えられる。

 

みっつ、夏の日差しは強烈なので直射日光による葉焼けに気をつけるべし。観葉植物の木陰やカーテン、遮光ネットなどを巧みに有効活用すべし。まずは植物にとって居心地よい環境づくりが栽培の基本と心得るべし。

 

※夏の暑さ&蒸れが苦手な品種:フクシー、ベルティナ、マグヌシアナ、テクトラムなど

(つぼ型品種:セレリアナ、カプトメドーサエ、ストレプトフィラなどは特に夏場蒸れやすいので注意)

 

また株腐れをしてしまった株でも諦めないで。

株自体に体力が残っていれば

こんな感じで親株が死んでも

ごくたまに子株を出してくれる事もあります。

注意深く観察して最後の奇跡に掛けてみるのも大事です。

 

 

今年も厳しい暑さがやってきますが

夏しか出来ない楽しみも多いですよね。

ぜひ植物と一緒に上手に夏を乗り切りましょう!

 


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